Blog

BLOG

(朴 佳也)ホスピタリティ

こんばんは!

more love gratify 2nd,gratifyあべのルシアス店
朴です!

image

先日地元の幼馴染に久々に会ったときに聞いた話がとてもホスピタリティに溢れた良い話だったので、ブログに書きたいと思いました^ ^

私の友達が昔働いていた大阪のある病院でのお話です、
テレビの番組などでも取り上げられたりしているので、知っている人もいるかもしれません^ ^

友達はそこで看護師として働いていたのですが
その病院のホスピスの管理栄養士さんのお話です。
ホスピスというのは末期の癌患者さんを療養する施設です。

そこでは少し他とは違う取り組みをしていて、
毎週土曜日に「リクエスト食」として、病院の献立ではなく、その患者さんの食べたいものを作る、ということをしているそうです。
末期の癌患者さんに
「何が食べたいですか?」
と聞き、その人の食べたいもの、食べたい状況に近付ける。
例えば「ハンバーグ」というリクエストでも
「20年前に食べた〇〇駅の近くの△△という定食のハンバーグが食べたい」と言われると
それをより再現するためにそこに行かれたりもされるそうです。
昔お母さんに作ってもらったお芋が多いコロッケや
牛を薄く叩いたカツ、、など家庭料理を言われることも多いそうです。
何故そこまで力を入れて取り組むのか?
それはその食事がその人の最後の晩餐になるかもしれないからです。
その管理栄養士、調理師の方々が大切にしていることは
患者さんに押しつけがましい気持ちではなく、
「あなたが食べたいものを私たちに作らせてもらえませんか?」という思いを伝え、味付けや調理法ではだけでなく、その食事にまつわる思い出に耳を傾けるようにされているそうです。

私はこの話を聞いたときに、凄く胸が熱くなるのを感じました。
まさに究極のホスピタリティだと思ったからです。
「この方のために何ができるだろう?」

私たちの仕事には人の生死は関わりはありません。
でもベースになる気持ちは同じだと思いました。

この話を聞いてもう一度原点に返り
目の前のお客さまの為にできることを自分の出来る精一杯をしていこうと
改めて感じました。

image